マイナー審判員 待遇改善で選手の給与上回る 家族休暇など福利厚生拡充

[ 2017年1月12日 15:57 ]

選手からの抗議を受ける審判員(AP)
Photo By スポニチ

 AP通信は10日、今後5年間有効の新労使協定により、マイナーリーグの審判員の待遇が改善されると報じた。9日に発表された新労使協定によると、各リーグの最低月給は以下のように変更となった。

 ▽ルーキーリーグとショートシーズンの1A:これまでの1900ドル(約21万8000円)から2000ドル(約23万円)にアップ。経験4年の審判員なら2300ドル(約26万4000円)。

 ▽フルシーズンの1A:これまでの2000ドルから2100ドル(約24万1000円)にアップ。経験7年の審判員なら2600ドル(約29万9000円)。

 ▽2A:これまでの2300ドルから2500ドル(約28万7000円)にアップ。経験9年の審判員なら3100ドル(約35万6000円)。

 ▽3A:これまでの2600ドルから2900ドル(約33万3000円)にアップ。経験14年の審判員なら3900ドル(約44万8000円)。

 このほか、遠征で宿泊する施設もモーテルのような簡素なものではなく、屋内の廊下を通じて部屋へ出入りできるホテルの利用が可能。さらに、子どもの出産などによる家族休暇も有給で取ることができるようになるという。なお、ある記者は各リーグでの最低月給は選手のそれを上回ったとレポート。3Aの選手は2150ドル(約24万7000円)が最低保証額で、3年目でも2700ドル(約31万円)だという。

続きを表示

2017年1月12日のニュース