阪神・石崎が結婚 4歳年下も「時には引っ張ってくれる」

[ 2017年1月12日 05:30 ]

結婚していた阪神・石崎と一般女性
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 阪神の石崎剛投手(26)が横浜市出身の一般女性(22)と結婚していたことが11日、分かった。

 昨年末に婚姻届を提出し、現在は西宮市内で暮らしている。「年下だけど、時には自分を引っ張ってくれる存在」。愛妻の献身的な支えを力にして、プロ3年目での飛躍をめざす。

 昨秋、約1年間の交際を実らせた。休日、石崎は高級ホテルで、「サプライズはできない性格です」と小細工なしの剛速球プロポーズを決行。深呼吸したあと、彼女に指輪の入った箱を手渡して…。

 「僕と結婚してください!」

 誠心誠意を込めて投げ込んだ言葉は、彼女のハートのど真ん中にコントロールされた。「はい、お願いします」と笑顔でOKをもらった。

 結婚を意識したのは彼女の優しさに触れたときだった。昨年5月21日、右肘違和感で戦線離脱。直前は救援で3試合連続無失点をマークしており、セットアッパー候補として台頭する勢いをみせた矢先でのファーム降格だった。

 「悔しかったし、やっぱりけがに弱いと思われたくもない。チャンスだっただけに、本当に落ち込んだ」

 うなだれていると、肩にそっと手を添えてくれた。「声に元気がなかったのを気づいたのか、『元気ないよ。これからだよ。これを成長できるチャンスだと思わないと』みたいなことを言われてね。自分が苦しい時に、その状況を逆にプラスにとらえるように言ってもらった。本当に自分の支えになった。年下なのに、本当に僕よりしっかりしている」

 温かくも厳しい言葉で背中を押してくれるだけでなく、日々の目に見える行動でも献身ぶりを惜しまない。彼女は交際期間中に今後の将来を考えて、スポーツ選手のための食事学を学ぶ『アスリートフードマイスター』資格を取得。今後は栄養士の資格獲得も検討しているという。もちろん、愛情たっぷりの手料理はどれも美味づくしだ。「どのご飯もおいしいし、自分の栄養のことを考えてくれてね。ありがたい」。栄養が不足しがちな毎朝の食卓には、特製のほうれん草スムージードリンクを欠かさない。

 「大切な存在もできた。ますます覚悟を持って、やっていくしかない。まずは今年が勝負。しっかり結果を残したい」

 すでに西宮市内で新婚生活をスタートさせている。もう1人じゃない。守るべき大事な存在に力をもらいながら、支え合い、二人三脚でサクセスストーリーを紡いでいく。

 ◆石崎 剛(いしざき・つよし)1990年(平2)9月9日生まれ、茨城県出身の26歳。三和、新日鉄住金鹿島を経て、14年ドラフト2位で阪神入団。サイド気味のスリークオーターで投げる150キロ台の速球が武器。今季は5月に発症した右肘痛のため、10試合の登板だった。通算18試合0勝0敗0セーブ4ホールドの防御率4・50。1メートル83、85キロ。右投げ右打ち。

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