大谷 同学年食事会希望 大卒新人3人も一緒なら「1杯ぐらいは飲む」

[ 2017年1月8日 05:30 ]

キャッチボール中に笑顔を見せる大谷
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 「チーム翔平」の結成だ。千葉県鎌ケ谷市の日本ハムの勇翔寮に入寮する新人を横目に、自主トレで汗を流した大谷は「これまで同学年は(自身を含め)3人しかいなかったので、増えたら増えたでいい」とうれしそうだった。

 これまで同学年は同期入団の森本と宇佐美の2人だけ。オフは鎌ケ谷の寮を拠点に生活し、森本らとは互いの部屋を行き来するほど仲が良いが、チーム内で「94年世代」は少数勢力だった。この日、大卒のドラフト2位・石井一(早大)、3位・高良(九産大)、4位・森山(専大)が入寮。同学年が一気に3人も増えたため「みんなでご飯に行くことができれば楽しい」と食事会開催を希望した。普段は飲まないアルコールについても「1杯くらいは飲む」と言い、交流を深める。

 同学年の新人にとっては二刀流のスーパースターに学べる絶好の機会となる。大谷が「(高校時代に)練習試合でやったので覚えている」と振り返ったのは森山だ。松井秀喜氏と同じ星稜出身の左の大砲で「ゴジラ2世」の異名を持つが「練習試合では4三振くらいした。ボールが速すぎて全く見えなかった」と脱帽。同じ左打者として「どうやったらあんなに遠くに飛ばせるか聞きたい」と目を輝かせた。作新学院時代、大谷と同じ2年夏、3年春に甲子園に出場した左打者の石井一も「経験も技術も実力も違うと思うので勉強したい」と話し、同じ右腕の高良も「トレーニングの仕方とか聞いてみたい」と弟子入りを志願した。

 今オフにもメジャー挑戦し、今季は日本ラストイヤーになる可能性もある大谷は「影響を与えようと思ってやっていないけど、そういうふうに感じてもらえればそれはそれでうれしい」。日本一連覇に向け、「チーム翔平」が盛り上げる。 (柳原 直之)

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