引退も考えた…中日・浅尾 右肩痛から再起を 元オリ馬原氏に師事

[ 2017年1月7日 05:56 ]

元オリックス・馬原氏(中央)のもと、自主トレする(左から)中日・三ツ俣、ヤクルト・坂口、中日・浅尾、中日・友永
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 右肩痛からの再起を目指す中日の浅尾が6日、福岡県糸島市内での自主トレを公開した。今オフから柔道整復師を目指している元オリックス馬原孝浩氏に師事。現役時代に右肩痛から復活した経験を持つ同氏から、復権の極意を学ぶ。

 「投げるのが楽しくなってくると言ってもらった。シーズン途中から(1軍)の気持ちなら去年(現役を)やめていた。(状態も)変わってきたので楽しみ。なんとか結果で恩返ししたい」

 午前の技術練習後、午後はストレッチに約1時間を費やしている。肩のケアもさることながら、体の仕組み、構造を知ることが欠かせない。実際、馬原氏はソフトバンク時代の12年に手術後、解剖学の本を持ち歩き勉学に励んだ経験を持つ。そのかいあって、オリックス時代の14年には自己最多となる55試合に登板。昨季は1軍登板のなかった浅尾にとって、すべてが金言となる。

 馬原氏からは「もうひと花、ふた花咲かせられる。ボランティアでも行きます」と今後も全力サポートを約束された。キャンプは2軍スタートが内定。「こだわれる立場ではない。1軍にあがらないと勝負にならない」と悲壮な決意を明かした。 (細川 真里)

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2017年1月7日のニュース