広島選手寮のランチって?丸も誠也も大感謝 コロッケ、銀ダラ…食べ放題

[ 2017年1月7日 10:00 ]

広島「大野寮」の厨房で料理する宮本悦夫さん
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 広島の2軍選手寮「大野寮」で先日、報道陣用のランチ試食会が行われた。ファンクラブ「コイココロ」の会員に、寮の食事を食べてもらおうという新企画「大野メシツアー」実施に先駆けたものだった。

 この日はビビンバ丼を中心に、食べ放題形式でコロッケ、ササミチーズカツ、銀ダラの味噌漬け、ワカメスープなどが提供された。この日のメニューは2500カロリーを想定。さすがはプロ野球選手用の食事だ。これは一般的に言われる成人男性の1日分の必要摂取カロリーを上回るもの。記者自身、この日は夕食が不要なほどの満腹感を得た。

 ビビンバ丼は、ほどよくごま油が利いたもやしナムルが絶品だった。他のメニューも揚げ具合や焼き加減が絶妙で、デザートにはティラミスのオマケ付き。どれをとってもお世辞抜きで美味だった。

 大野寮完成以来32年間、厨房に立つ料理長・宮本悦夫さんも「コンビニやよそで食べるより、味も栄養もいいと思います」と胸を張っていた。宮本さんにとって印象深い現在の主力選手は、丸と安部と鈴木の3人だそうだ。

 「丸や安部は食欲がありました。(昨年)春までいた鈴木誠也は量をよく食べましたし、ウエートトレーニングのあとにパンを食べたりと、考えて食事を取っていました」

 昨シーズン中、丸と鈴木に大野寮での食事について尋ねる機会があった。主に入団3年目まで過ごした丸は「食事で困ったことはありませんでした。特に白ご飯が好きなのですが、それに合うおいしいおかずをたくさん出してもらいました」と懐かしそうに振り返っていた。鈴木も「三食以外でも、“おかずありませんか?”って突然お願いして用意してくれたこともよくありました。ありがたかったです」と感謝の声を上げていた。

 「大野メシツアー」は日時、場所は未定だが、広島だけでなく東京、横浜でも行われる予定だ。(記者コラム・柳澤 元紀)

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2017年1月7日のニュース