阪神ドラ1大山 納豆プレー“ねば〜る君”で茨城イメージアップを

[ 2017年1月4日 05:30 ]

大山は地元・茨城名産の納豆を手に粘りを約束?
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 阪神のドラフト1位・大山悠輔内野手(22=白鴎大)が3日、茨城県つくば市にある母校・つくば秀英のグラウンドで自主トレを公開。出身地・茨城県の名産である納豆同様の粘りと伸びで1年目から活躍し、同県非公認のゆるキャラ「ねば〜る君」級の知名度を手に入れて「47都道府県魅力度ランキング」で4年連続最下位に沈む故郷のアピールに一役買うことを誓った。

 茨城県と聞いて多くの人が連想するものと言えば「納豆」。だが、その後はなかなか出てこない。大山が高校卒業まで過ごした故郷は「47都道府県魅力度ランキング」で16年まで4年連続最下位。そんな中でPR活動を続け、全国区の知名度を誇るのが、地元非公認のキャラクター「ねば〜る君」。猛虎のドラフト1位新人は「ゆるキャラ」同様、茨城を背負って戦う覚悟を決めた。

 「全国の方にもっと(茨城県を)知ってもらいたい。魅力度がずっと最下位。自分の力で上げることができたり、盛り上げていきたいなと思っています。しっかり活躍してアピールしたい」

 茨城県出身のプロ野球選手で2000年以降に活躍した選手には、阪神在籍時の2003年、05年にリーグ優勝に貢献した井川慶(現BFL兵庫)がいるが、現役で超一流と呼ばれる選手は皆無に等しい。人気球団に入団した大山が活躍すれば知名度は飛躍的に上がり、茨城もクローズアップされるはずだ。

 「ねば〜る君」のモチーフである茨城県名産の納豆とは、もちろん長い付き合いで、小学1年から食している。「常に自宅の冷蔵庫にあった。腹がすいたら食べていたので好きですね。常に納豆は(生活の中に)あったイメージです」。

 野球でも、もちろん、納豆の特性を生かす構えだ。「(打撃では)厳しいボールに必死にくらいついて結果を出すことは大事。泥臭くやっていきたい」と攻守で粘り強さを発揮したい考え。また、金本監督から「伸びしろも含めて(の指名)」と将来性も高く評価されている。本職の三塁には新外国人のキャンベル(メッツ)が控えるが、納豆譲りの「伸び」シロもあり、定位置争いを早々に展開する可能性もある。この日はティー打撃などで約3時間汗を流したが、年末年始も無休でトレーニングを続けている。

 昨年は、同じドラフト1位の高山が、出身地の千葉県船橋市の非公認人気ゆるキャラ「ふなっしー」に負けない活躍を宣言し見事に新人王を獲得した。大山は昨季、4位に終わった金本阪神と同時に故郷も引き上げる、高山以上の活躍を必要とされている。 (巻木 周平)

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