オリ イチロー流深夜トレ復活へ 福良監督鬼指令「ナイター後2時、3時まで」

[ 2017年1月4日 08:05 ]

オリックス時代、室内練習場で練習するイチロー
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 イチロー流の「深夜トレ」が復活する。今年3月から大阪市舞洲(まいしま)地区に移転するオリックス2軍施設の室内練習場が24時間稼働OKとなり、福良監督が鬼指令を出した。

 「イチローは試合後も深夜2時、3時まで練習していたからね。それくらいやらないと。場合によっては、コーチも試合後に舞洲へ行かせることになるだろうね」。現役時代にともに戦ったイチロー(現マーリンズ)の当時の姿を思い返し、選手にシーズン中の練習量を増やすことを命じた。

 移転のメリットを最大限に生かす。オリックスは08年に神戸と大阪のダブルフランチャイズだった本拠地を大阪に一本化。京セラドームと、室内練習施設を備える神戸市内の合宿所は約40キロと離れていたため、京セラドームでのナイター終了後に神戸に戻って練習する選手は少なかった。加えて京セラドーム内の室内練習場には、打撃マシンが2台しかないことなど環境面の不備もあり、練習が制限されていた。

 舞洲地区の室内練習場は、京セラドームから約10キロ、車で15分ほどの距離と近く、容易に訪れることが可能となる。さらに従来の施設より四方を10メートルずつ拡大し、約60メートル四方のスペースがある。就任1年目の昨季、4年ぶりの最下位に沈んだ福良監督は「ナイター後、すぐ移動して練習できる。寮生以外の選手の食事もお願いする。それくらいやらないと力はつかない」と語気を強め、“舞洲移転効果”に大きな期待を寄せていた。 (湯澤 涼)

 ▽オリックスの2軍施設移転 15年12月7日、17年シーズンから2軍施設を神戸市須磨区(ほっと神戸隣接地)から大阪市此花区の舞洲地区へ移転する計画を発表。舞洲ベースボールスタジアムを2軍本拠地球場とし、隣接地にサブ球場、室内練習場、選手寮・クラブハウスを建設して活動拠点とする。室内練習場は広さが61メートル×61メートル、ブルペンは6レーン。

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2017年1月4日のニュース