日本ハム・中島 来季は「800ファウル以上を」 カット打法に磨き

[ 2016年12月31日 14:51 ]

「卓メーター」を掲げる大田麻美さん
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 日本ハム・中島が、来季の目標の一つに「800ファウル以上」を掲げた。中島といえば、追い込まれた場面では逆方向を徹底して粘って球数を投げさせる「カット打法」が持ち味。大台突破へ向けて「それ(800)を超えるように頑張りたい」と力を込めた。

 田中賢が国内復帰した15年に二塁手から正遊撃手に定着し、2年連続で全143試合に出場。今季は規定打席到達者の中では打率最下位の・243ながら、ファウル数は両リーグトップの759。パ2位の角中(ロッテ)、セ1位の倉本(DeNA)はともに520で、200以上も引き離した。相手投手にとっては「最も嫌らしい打者」として成長した証だ。

 頼もしい援軍もいる。日本ハムファンで埋め尽くされる本拠・札幌ドーム左翼席で「イチメーター」ならぬ「卓(たく)メーター」を掲げるのは、中島ファンの大田麻美さん(32)だ。今年は「35試合くらい」観戦し、観戦できない日はネット中継などでチェックし、中島のファウルを数え続けた。中島も「テレビで(卓メーターが)映るのでもちろん知っている」と意識しており、自らのスタイルを貫く大きな力となっている。

 来季はプロ9年目で初アーチも目標に掲げる中島だが、持ち味のファウルを打てば打つほど、球団初の日本一連覇が大きく近づいていく。(柳原 直之)

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2016年12月31日のニュース