T−岡田 新兵器で打撃大解剖へ 本塁打王奪還へデータ管理

[ 2016年12月28日 05:30 ]

 オリックスのT−岡田が、本塁打王奪還へ自身の打撃を“大解剖”する考えを明かした。兵庫県西宮市に新設される練習施設が近く、弾道測定器「トラックマン」を導入予定。最先端の精密機器によるデータを駆使しレベルアップを図る。

 「打球の角度や回転数を確認できると聞いたので、やってみようかなと思っています」

 履正社時代から利用する神戸市灘区の「加藤ボディバランススポーツ整体院」が、来春に室内練習場「甲子園ベースボールサイエンスラボ(仮称)」を新設する予定。最新設備がめじろ押しの施設で、その目玉になるのがトラックマンだ。

 軍事用に開発されたレーダー式の弾丸追尾システムを応用したもの。ヘッドスピードや打球の回転数、角度、飛距離などが正確な数値で計測できる。米国ではメジャー全30球団が採用しているほか、日本球界では楽天やソフトバンクが導入済みだ。

 バットの出る角度や打球の回転数など計測できなかった部分を数値化することで、修正ポイントをデータ管理することが可能。今季123試合で、打率・284、20本塁打、76打点と不完全燃焼だったT−岡田にとってプラスに働くはずだ。

 この日は神戸市内の合宿所「青濤館」で自主トレ。同所での練習は年内最後だが、「体を動かしていないと、すぐに感覚が悪くなるので」と継続する。“生まれ変わる”主砲が来季逆襲のキーマンになる。 (湯澤 涼)

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2016年12月28日のニュース