盗塁王完全復活だ!本多、現役最多へ「30〜40は走りたい」

[ 2016年12月26日 05:30 ]

地元テレビの「サンデーウォッチ」に生出演し、昨年に続き足を上げ変顔を披露する本多
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 通算350盗塁まであと16個に迫るソフトバンク・本多が来季の目標を“その先”に定めた。

 「(区切りの数字は)早く達成したいですね。交流戦までに14、15個できればいいですね」

 具体的な数字を自らに課し、それを着実にクリアしていけばチームに貢献できる。今季は3年ぶりに出場100試合を超えた。さらに出場機会を増やし「最終的には30〜40は走りたい。できれば35個以上」と盗塁王を狙える数字に設定した。

 自己最多は11年の60盗塁。そこを目指せば来季中に現役の通算最多盗塁に躍り出る可能性も十分だ。現在334個の本多は中日・荒木の373個、楽天・松井稼の362個に次ぐ現役3位。今季は荒木13個、松井稼3個で、本多の暴れっぷり次第であり得る。

 32歳になってもパフォーマンス向上への探究心は旺盛だ。今オフは初動負荷理論によるトレーニングに挑戦。股関節の柔軟性、上半身と下半身がスムーズに連動することを意識。走塁をはじめ、守る、打つ、すべての動きのレベルアップを目指す。「今までに感じなかったところの筋肉が太くなっているんですよ」。新たな取り組みに手応えを感じつつある。

 今夏から「前に重心を持っていきながら打つこと」を意識してバットがスムーズに出るようになり、打撃にも好感触を持つ。スピードスターの完全復活は、日本一奪回を狙うチームに欠かせないワンピースだ。 (田中 貴久)

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