米国アマ野球 国歌斉唱時に“適切な敬意”義務付け 違反なら出場不可

[ 2016年12月23日 15:33 ]

国歌斉唱時に帽子を胸に当てるメジャーリーグの選手(AP)
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 米国には退役軍人によって構成された「アメリカン・リージョン・ベースボール(ALB)」というアマチュアの野球リーグが存在するが、ミネソタ州の同リーグに所属する選手は今後、試合前の国歌斉唱時に“適切な敬意”を求められるそうだ。

 これは同州のラジオ局WJONが22日に伝えたもの。“適切な敬意”とは「脱帽した状態で起立。帽子は胸に当てる」と定義されており、これに違反した選手は、リーグでのプレー機会が奪われるという。

 試合前の国歌斉唱といえば、プロフットボールのNFLにおいて、一部の選手が起立を拒否したことが話題となった。この行動は警察官による黒人男性への暴力事件に抗議の意を示すためだったが、ALBの関係者の話では、こうした振る舞いを排除することが“適切な敬意”義務付けの狙いだという。

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2016年12月23日のニュース