吉田沙保里と結婚して!大谷、むちゃぶりに苦笑い「凄い良い人」

[ 2016年12月23日 05:34 ]

記念式典後に母校の生徒たちと手を振る(左から)トータルテンボスの大村朋宏、藤田憲右、大谷
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 日本ハム・大谷翔平投手(22)が22日、岩手県花巻市内で行われた母校・花巻東の創立60周年記念式典に出席。約1500人の前で野球好きのお笑いコンビ「トータルテンボス」と爆笑トークを展開した。

 早ければ18年にもメジャー挑戦の希望を持つ右腕は、投手最高の栄誉であるサイ・ヤング賞を期待され、さらに女子レスリングの吉田沙保里(34=至学館大職)との結婚を勧められるむちゃぶりも。久しぶりの母校凱旋に、22歳の青年の顔がのぞいた。

 花巻の空気は温かかった。全校生徒、教職員、花巻市民など約1500人が拍手で地元の英雄を出迎えた。花巻東のスクールカラーであるすみれ色のネクタイを締めた大谷は、スポットライトを浴び、心の底から笑顔があふれた。

 「久々に帰ってこられてうれしい。楽しい高校の思い出とか思い出せて良かった」。創立60周年記念式典。二刀流としてプロ野球界のみならず、日本中の話題をさらった功績を称えられ、同校から記念特別表彰、花巻市からはスポーツ栄光賞特別賞を贈られた。

 その後に行われたトークショーには、ノーギャラのサプライズゲストとしてお笑いコンビ「トータルテンボス」が登場。大谷も「(高校時代は)ずっと寮にいたので“家”みたいな感じ。何か力になれたら、楽しんでもらえたらと思った」と本音トーク全開で、会場を大いに盛り上げた。

 まずは、元高校球児で、テレビ朝日系「アメトーーク!」の「大谷翔平スゴイんだぞ芸人」でも知られるツッコミの藤田から「メジャーで日本人初のサイ・ヤング賞と日本人初の40本塁打をやってもらいたい!」とリクエストされると、「サイ・ヤング賞は投手の夢。ぜひ獲りたい賞」と目を輝かせた。

 すると、ボケの大村は「浮いた話がない」と、プライベートに切り込む。「吉田沙保里さんと結婚してほしい。最強の遺伝子。凄い子供が生まれる」。野球界とレスリング界のカップルと言えば、ダルビッシュ(レンジャーズ)と先日、第2子の妊娠が明らかになった山本聖子さんが有名だが「ダルビッシュのところより上でしょ」と続け、藤田も「(生まれてくる子供は)体幹が強いぞ」と「霊長類最強女子」との結婚を勧めた。これには大谷も苦笑い。「何回も会ったことがありますが、凄い良い人」とかわした。

 このほか「英語の授業でよく寝てしまった」と自身の過去を暴露したり、「岡村先生が面白い」などと、高校の鉄板ネタも。その姿はどこにでもいる22歳の青年だった。後輩たちへのエールを求められ、「部活でも勉強でも好きなことに全力で取り組んでほしい」。大谷にとってそれは野球。目標に掲げる「世界一の選手」へ向け、これ以上ない英気を養った。(柳原 直之)

 ▽サイ・ヤング賞 ア、ナ各リーグから1人ずつ最も活躍した投手に贈られる。全米野球記者協会員の投票で選出される。歴代最多511勝の大投手サイ・ヤングの功績を称え、死去した1955年の翌56年に制定された。歴代最多受賞はロジャー・クレメンスの7回。日本選手では13年にア・リーグでダルビッシュ(レンジャーズ)が2位、岩隈(マリナーズ)が3位に入ったのが最高。今季は田中(ヤンキース)がアの7位タイに入った。

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