オリ吉田正 球団新人31年ぶり2桁本塁打も「“フェン直”止まり」

[ 2016年12月21日 05:30 ]

契約を更改し、グーサインの吉田正
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 オリックスの吉田正尚外野手(23)が20日、神戸市の合宿所「青濤館」で契約更改交渉し、600万円増の2100万円で更改。今季、球団新人では85年の熊野輝光(14本塁打)以来の2桁10本塁打をマーク。予想外!?の微増を独特の言い回しで表現し、来季のさらなる飛躍を誓った。

 「(持ち味の打撃に例えて言えば)振り切りましたけど、フェン直止まりですね。今季は半分も(試合に)出ていない。143試合フルで出られる体力、ケガをしない体作りが大事。いろんな人に話を聞いて、学んでいきたい」

 開幕1番で先発出場したが、4月下旬に腰椎椎間板症で離脱。8月12日に1軍復帰し同18日の日本ハム戦で初アーチを記録したのを皮切りに36試合で驚異の10発を放った。ただ、63試合出場に終わり、来季は全試合フル出場を目標に掲げ「1年通してやれば数字も付いてくる」と意気込んだ。

 糸井が阪神へFA移籍し来季は右翼レギュラーとして期待される。「最低限、投手に安心感を与える守備をしないといけない。打撃もまだ上がる。自分が自分に期待している。向上心を持ち、しっかり準備したい」。来季は全試合フルスイングで、オフの「特大弾」を狙う。 (湯澤 涼)

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2016年12月21日のニュース