牧田 大谷キラー継続も「あいつこそ“神ってる”」

[ 2016年12月18日 05:30 ]

大谷を打ち取る牧田
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 西武・牧田が17日、埼玉県飯能市で行われた野球教室に参加し、来季もサブマリン投法で二刀流を翻弄(ほんろう)すると宣言した。最速165キロを誇るだけでなく、打率・322、22本塁打をマークした日本ハム・大谷は球界屈指の強打者となったが、過去4年で通算8打数無安打に抑えている。

 「大谷には打たれていないんですよ。タイミングがとれないのか、アンダースローの軌道が分かっていないのか。こっちも“間”を考えて投げていますしね。何事もタイミングだと思います」

 下手投げ特有の軌道に加え、速いテンポの投球、さらに1球ごとに変える投球間隔−−。牧田の巧みな投球術に、世界が注目する二刀流は手も足も出せていない。今季も3打数無安打、2奪三振と圧勝した牧田は直接、大谷から「牧さんのボールは打ちづらい」と言われたこともあるほどだ。

 そんな「大谷キラー」だが、実は誰よりも大谷の能力を認めている。「投げては160キロ。片手で本塁打も打つし、どこまでも飛ばす。人間じゃない、神。あいつこそ“神ってる”」。日本ハムは大谷に来オフのメジャー挑戦を容認したが、これについても牧田は「行った方がいい。(大谷は)人としてしっかりしているし(投打で)結果も伴っている。申し分ない」と褒めちぎった。

 とはいえ、来季はライバルチームの主力として、再び対峙(たいじ)する。「右投手にとって左打者を抑えることは永遠のテーマ。もっとインコースに変化球を投げて、嫌らしい投手だと思わせたい」。大谷が日本球界にいる限り、レオのサブマリンが立ちふさがる。 (重光 晋太郎)

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2016年12月18日のニュース