ＷＢＣ奪冠任せろ！秋吉、右封じに自信「サイドは外国人に有利」

年俸１億円を超えた秋吉は腕に「ウン百万円（秋吉談）」のロレックスをして満面の笑み
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　ヤクルト・秋吉が都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、４７００万円アップの年俸１億１０００万円でサインした。プロ４年目での大台到達は９３年・古田、０７年・青木（現アストロズ）に並ぶ球団最速タイ。「３年でここまで来ると思わなかった。うれしく思う」と　声を弾ませた。

　自身へのご褒美で購入した金色の時計が左手首でキラリと光った。ロレックス社の人気モデル「イエローゴールド　コスモグラフ　デイトナ」。値段を聞かれ「３桁です」と照れ笑いを浮かべた。３年目の今季は７０試合登板で１９セーブ１０ホールドをマーク。史上２人目の入団から３年連続６０試合以上登板と鉄腕ぶりを発揮した。

　来年３月に開催されるＷＢＣでの侍ジャパン入りも確実だ。１１月のメキシコ、オランダとの強化試合では２試合に登板し無失点。ウイニングショットのスライダーを自在に操り、ＷＢＣ使用球も苦にしない。「バレンティンが相手だと思ってやっていた。サイドの投手は外国人に有利。右打者にスライダーは有利だと思う」と自信を深めた。

　今回のＷＢＣには、今季の本塁打と打点の２冠王、米国代表のアレナド（ロッキーズ）を筆頭に、ベネズエラ代表のカブレラ（タイガース）、ドミニカ共和国代表のベルトレ（レンジャーズ）ら、メジャーを代表する右のパワーヒッターが次々に参加を表明。だが臆する様子は全くない。映像で研究しているか聞かれ「まだ何もやっていない。どの球を振ってくるか分かる」とキッパリ。ツバメの守護神・秋吉が世界の大舞台で羽ばたく。（平尾　類）