ロッテドラ1千隼 大谷に負けん!同じ背番11「佐々木の番号と…」

[ 2016年12月9日 05:30 ]

コアラのマーチで作られた背番号「11」を背にガッツポーズする佐々木
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 大谷と「11番」対決だ!ロッテからドラフト1位指名された佐々木千隼投手(22=桜美林大)が8日、都内で入団交渉に臨み、契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1500万円で契約した。背番号は11に決定。

 桜美林大カラーのエンジ色のネクタイを締めて登壇すると「佐々木の番号と言われるようにしたい。今は11番と言ったら(日本ハムの)大谷選手だけど、負けないようにしたい」と同学年のライバルを意識し、プロへの決意表明を行った。

 会見の30分前、今季まで11だった大嶺祐の背番号が30に変更されることが発表された。ドラフト指名9選手(育成含む)の中で、入団交渉で背番号が決まったのはただ一人。高校、大学と「1」を背負った佐々木は「一番になりたいっていう思いはあるので、いい数字だと思う」と1並びを歓迎した。林信平球団本部長も「いい番号を用意した。背番号以上は勝ってほしい」と期待する。

 大谷のようなメジャー志向はなく、「目標は(日本で)20年間やること」と話す。「開幕ローテーションに入って、優勝に貢献できればいい。新人で一番になりたい」と、色紙に書いた文字は「新人王」。大谷は来季は日本ラストシーズンになる可能性もあり、「打者・大谷」と対戦するには、佐々木が1年目から1軍で投げる必要がある。

 「どこに投げても打たれそう。抑えるのは想像できない」と言うが、最速153キロの直球と左打者の外角に落ちるシンカーを武器に、開幕ローテーションも狙える逸材だ。来季の本拠地開幕カードは4月4日からの日本ハム3連戦。いきなり同世代の「11番対決」が実現するかもしれない。 (渡辺 剛太)

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