岩貞 来季成績に応じ地元熊本支援へ 目標「19勝0敗」

[ 2016年12月4日 05:30 ]

岩貞は丸刈りの子供の頭をナデナデ
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 イベントに参加した阪神・岩貞は、小・中学生にキャッチボールなどの指導をし、4年目を迎える来季、地元・熊本へ自らの成績に応じた支援を行う考えを明かした。

 「来年やろうかなと計画しています。今回、支援物資もそうですけど、支援金というのが一番(被災地にとって)ありがたいというのを目の当たりにしました。1勝(するごと)なのか、奪三振なのか、(ヤクルトで同じ熊本出身の)山中さんとも話し合いながら、とにかく地元熊本のためにという一心で、やっていこうと思っています」

 4月16日に出身地・熊本を襲った地震では親族を含む多くの知人や友人が被災。シーズン中も支援物資を送ったり、鳥谷や福留らナインに協力を願い「頑張れ!」「負けるな!」などとつづってもらったサイン色紙を実家に送るなどできる限りのパワーを送ってきた。それでもまだ、仮設住宅での生活を余儀なくされている人々が多くいる。倒壊した建設物の復建などに多大な費用がかかる状態で、少しでも力になるため来季は支援金という形で援助を強めていく。

 エネルギーを多く届けるためには、来季さらなる成績を残すことが条件となるが、そのための準備と覚悟はできている。 「一番は、シーズンを投げ抜く体力強化をすること。ストレートを大事にしながら、質も磨いて、その先の変化球を温めていきたいです」

 ファンミーティングのトークコーナーでは司会者に来季の目標を問われ「(今年の10勝9敗から)19勝0敗で。それぐらいの気持ちでがんばります」と力強く宣言した。真価の問われる来シーズン。その左腕で、故郷に笑顔を届ける。 (巻木 周平)

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2016年12月4日のニュース