西武ドラ1今井 ポスト岸に名乗り「自分が入って投げる」

[ 2016年11月21日 05:30 ]

開幕1軍を目標に掲げた今井

 西武からドラフト1位で指名された作新学院・今井が20日、栃木県宇都宮市内のホテルで入団交渉に臨み、契約金1億円、年俸1300万円プラス出来高払い5000万円で合意した。

 今夏甲子園V腕は「ポスト岸」に名乗りを上げた。「チームの戦力は落ちてしまうけど、そこに自分が入って投げるという気持ちが強くなった」。FA宣言で楽天に移籍することが決まったエースをお手本にするつもりだったが、今井には新たな決意が芽生えた。

 1メートル80、70キロとスリムだが、渡辺久信SDは「西口(2軍投手コーチ)や岸のように細くてもエースとして投げられる」と太鼓判を押す。今井も「西口コーチは長く活躍された。いろいろ聞いてみたい」と弟子入りを志願。岸については「対戦する機会があれば挑戦者の気持ちで投げたい」と投げ合いを熱望した。

 現時点で背番号は決まっていないが、岸の「11」と西口コーチが背負っていた「13」は空き番号。球団関係者が「ドラフト1位にふさわしい番号を考えている」と話す。「いずれはメジャーに挑戦してみたい気持ちはある」。将来の夢はあるが、まずは「開幕1軍」。プロ1年目の目標だ。 (重光 晋太郎)

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2016年11月21日のニュース