王さん 背番号1に大歓声 巨人OB 台湾で慈善試合

[ 2016年11月20日 19:31 ]

試合前にグランドで練習を見守る王OB会顧問

 野球振興などを目的にプロ野球巨人のOB選抜と台湾OB選抜による慈善試合が20日、台湾台中市で行われた。日台共通のヒーローである王貞治ソフトバンク球団会長(76)が巨人の背番号1のユニホームを着て代打で登場、観客席から大歓声を浴びた。

 王さんは七回、4―7と劣勢の中、4番打者の代打に起用され、元西武投手の郭泰源さん(54)と対決。一本足打法をみせたが振りが強過ぎて打席で転倒する場面もあるなど三振。「二度とユニホームを着ることはないと思っていた」という王さんは試合後、「打てる、打てないではなくあの打席に立てたことが良かった。これを機会に野球人口が増えてほしい」と満足そうだった。

 試合は巨人が一回に3点を先取。4―1の四回に5点を奪われて逆転を許したが、九回に一挙に9点を入れて、15―11で逆転勝ちした。

 巨人OB選抜は6度の盗塁王に輝き、巨人OB会長を務める柴田勲さん(72)が監督を務め、先発マウンドには桑田真澄さん(48)が上がった。他に原辰徳前監督(58)、高橋由伸監督(41)、斎藤雅樹2軍監督(51)ら34人が出場。台湾OB選抜は中日で活躍した郭源治さん(60)が先発し、元巨人の呂明賜さん(52)らも出場した。

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2016年11月20日のニュース