ソフトBドラ2古谷が仮契約 妹に感謝「一番呼びたい人」

[ 2016年11月17日 05:30 ]

ソフトバンクと仮契約を結んだ古谷(右)は作田スカウトからユニホームを着せてもらい笑顔

 ソフトバンクからドラフト2位で指名された江陵・古谷優人投手(17)が16日、帯広市内のホテルで仮契約を結んだ。

 契約金6000万円、年俸700万円(金額はいずれも推定)で、真新しいユニホームに身を包んだ古谷は表情を引き締めた。「死ぬ気で頑張りたい。3年後に1軍。球団を日本一に導けるエースになりたい」。力強い決意表明の裏には、小児脳梗塞で障がいがある妹・みりあさん(9)の存在がある。

 小中学生のときは障がい者への理解が足りないタイプだったというが「こうなれたのは妹のおかげ。成長できた。福岡の試合に一番呼びたい人です」と感謝の言葉を口にした。22日に福岡市内で行われる入団発表にも同伴する。

 今後は、試合への招待など障がいのある子供たちへの社会貢献も考えている。「お金が入ったら何かできることがある」。心優しき154キロ左腕は、すぐにでも活動を始めるつもりだ。

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2016年11月17日のニュース