福島県で五輪野球開催へ 内堀知事「復興五輪のシンボルになれば」

[ 2016年11月9日 18:03 ]

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は9日、東京都内で福島県の内堀雅雄知事と会談し、追加種目に決まった野球・ソフトボールの一部の試合を福島県で開催する方針を伝えた。組織委は会談前に開かれた理事会で開催案を了承した。内堀知事は「復興五輪の一つのシンボルになれば。実現に向けて一生懸命取り組みたい」と応じた。

 10月に来日した国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は、東日本大震災の被災地で1次リーグの日本戦を実施するアイデアを示していた。福島、郡山、いわきの3市が会場候補に名乗りを上げており、福島市で最終調整されている。

 世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のフラッカリ会長が来週に来日して福島市のほか郡山市の球場を視察する予定で、組織委はWBSCや自治体との調整を経て、12月のIOC理事会で計画承認を目指す。横浜スタジアムを主会場とする方針は固まっている。

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