日本通運 22年ぶり頂点逃す ミスから3失点、猛追も…

[ 2016年11月9日 05:30 ]

スポニチ後援第42回社会人野球日本選手権最終日・決勝 ( 2016年11月8日    京セラドーム )

<ヤマハ・日本通運>準優勝に終わった日本通運ナイン

 日本通運はこだわり続けた守備から崩れ、94年以来22年ぶりの頂点を逃した。力投の高山が6回1死二塁から鈴木光を遊ゴロに仕留めたが、これを松本歩がはじいて後逸。1点を失うと、2死一、二塁から河野に左中間二塁打を浴び、この回3点を失った。9回に1点差にまで詰め寄ったが、藪宏明監督は「負けるべくして負けた」と唇をかんだ。

 高山は準々決勝のトヨタ自動車戦の初回、投ゴロを左手親指に当てて負傷。0回2/3で降板した。アクシデントを乗り越え、中1日で今大会4試合目の先発マウンドへ。完投したものの勝利はつかめず「監督を男にしたかった」と悔やんだ。

 今大会は連覇を狙った日本生命、今年の都市対抗を制したトヨタ自動車を撃破。創部60年目の節目の年に飛躍を遂げた。指揮官は「この経験を来年の都市対抗につなげたい」と前を向いた。

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2016年11月9日のニュース