山崎康 侍守護神名乗り 筒香をK斬り WBC球手応え

[ 2016年11月9日 05:30 ]

侍ジャパン全体練習 ( 2016年11月8日 )

打者5人を相手に無安打の快投を見せた山崎康

 最後は決め球のツーシームで中島のバットを真っ二つに折り、投ゴロに封じた。シート打撃に志願登板した侍ジャパンの山崎康(DeNA)は「久しぶりに打者の反応を見たけれど、自分自身でもそんなに悪くないと思った」と手応えを語った。

 大谷を詰まらせて左飛に打ち取るなど、打者5人を無安打。直球中心ながら、要所でツーシームを投じた。WBC球では伝家の宝刀が「よく変化する」という。「ツーシームを有効に使って、生かした投球をしたい」とさらに磨きをかけていく。この日は筒香と初めての「同僚対決」もあり、1ボール2ストライクからの5球目、内角直球で見逃し三振を奪った。マウンドを降りると先輩から「球、速えよ」との一言。4番候補からもその仕上がり具合にお墨付きをもらった。

 強化試合4試合では、救援5投手は全試合スタンバイする予定。権藤投手コーチは「日替わり守護神」とする方針を示しているが、来春の本番では絶対的な抑え投手は必須だ。史上初の入団から2年連続30セーブをマークした若きストッパー。本番に向け、侍仕様の決め球は国際舞台で大きな武器となりそうだ。 (町田 利衣)

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2016年11月9日のニュース