“虎の穴”も超変革!阪神 安芸秋季キャンプ中にも室内練習場改装

[ 2016年10月26日 05:55 ]

甲子園球場の室内練習場
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 今オフは“虎の穴”も「超変革」する。阪神が甲子園球場に隣接する室内練習場を近日中に改装し、練習環境の快適化を図ることが25日、分かった。夏場の室内練習場内の温度上昇に対応することが狙いで、球団関係者は「5月くらいでも室内練習場の中は少し厳しい環境になりますからね。その辺りを改善するための改装です」と話した。

 選手たちに、心地よい汗をかいてほしい―。その一心から、球団が動いた。ナインにより快適な練習環境で試合に臨んでもらうため“虎の穴”に手を加えることを決定。早ければ、チームが高知・安芸で秋季キャンプを行う11月中にも改装を終える予定という。

 目的は暑気対策―。従来は壁面に設置された扇風機のみ。あとは四方の壁にもうけられた窓やシャッターを開けて外気を取り入れ、涼を求めるしか手がなかった。これでは梅雨の時期、暑気と湿気で室内は蒸し風呂状態となり、夏場も立っているだけで汗がしたたり落ちる状態だった。

 そこで今回の改装では室内練習場の全照明をLED(発光ダイオード)に変更し、照明自体からの発熱量ダウンを図る。加えて、新たに冷房器具も設置して快適温度の維持を可能とする。冷房使用で生じる電気代は、LED導入による照明コストのダウン分でまかなう計算だ。また、暑気対策とともに老朽化したネットも張り替える。

 「室内の環境については以前から多くの声が上がっていましたから」と球団関係者。来季は快適となった室内練習場で万全のコンディションを整えた上で、試合に臨むことが可能となる。それが白星増につながること、間違いなしだ。

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2016年10月26日のニュース