抜てき広島・小窪　初打席先制打！緒方采配も神ってる

ＳＭＢＣ日本シリーズ２０１６第２戦 （ 2016年10月23日    マツダ ）

＜広・日＞２回１死一塁、先制適時二塁打を放ち、ガッツポーズで雄叫びを上げる小窪
Photo By スポニチ

　先制点は広島・小窪のバットがもたらした。２回１死一塁で右中間二塁打。フルカウントとなり一塁走者のエルドレッドにスタートを切らせていた緒方監督の采配に応えた。

　「ガッツポーズ？何とか先制点を取りたかったから自然に出たのですが、（まだ２回で）ちょっと早かったですね」

　日本シリーズ初出場初打席での適時打に声を上ずらせた。右打ちの選手会長が、第１戦で２安打した左打ちの安部に代わる三塁スタメン。日本ハムの増井は今季、対右打者の被打率が・２６６、対左は・２１８だった。ただ、単に数字を追うだけでなく、選手の特徴や調子を加味してオーダーを組むのが今季の広島。何より、４番は新井ではなく第１戦と同じ左の松山のままだった。緒方監督は「打撃コーチが“ぜひ使ってくれ”ということで、その小窪が見事期待に応えた」とうなずいた。

　レギュラーシーズンは打率・２１７。代打の切り札の期待に応えきれず「プレーで引っ張ることができていなかった。日本シリーズは気合が入っていました」と話す。本拠連勝発進にも「日本ハムはシーズン中に１５連勝したチームですから」と気は緩めなかった。