杉本正氏 楽天投手コーチ就任へ 松坂、雄星を育成

[ 2016年10月17日 05:50 ]

杉本氏
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 西武などで投手コーチを務めた杉本正氏(57)が来季から楽天の投手コーチに就任することが16日、分かった。17日にも発表される。

 1、2軍巡回コーチを担当するとみられ、今季リーグ5位のチーム防御率4・11に沈んだ投手陣の立て直しを図る。

 80年ドラフト3位で西武に入団した杉本氏は、中日移籍後の86、87年に2年連続2桁勝利をマークするなど、左の技巧派として通算81勝を挙げた。引退後はダイエー、西武、横浜などで計17年間、投手コーチを歴任。長年の指導者経験に加え、西武では新人時代の松坂や菊池らを育て、若手の育成にも定評がある。

 楽天は今季、2桁勝利をマークしたのは則本だけ。特に左腕は成長を見込んでいた森、浜矢ら若手が伸び悩み、中継ぎもシーズンを通して活躍したのは金刃しかいなかった。梨田監督は「先発の数はいるが、5、6回で代わるから、ブルペンに負担がかかる」とやりくりに頭を悩ませていた。

 1、2軍ともに課題が多い中、杉本氏が巡回コーチに就任することで選手の状態を把握し、強化と育成の両面から投手陣全体の底上げを狙う。

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2016年10月17日のニュース