広島 ジョンソン 完璧な105珠で完封「アドレナリンが出た」

[ 2016年10月12日 21:26 ]

セ・リーグCSファイナルS第1戦 ( 2016年10月12日    マツダ )

<広・D>完封勝利を挙げたジョンソン(右)を出迎える緒方監督
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 レギュラーシーズンが終了して11日、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージでも広島の勢いは全く衰えていなかった。先発ジョンソンが巨人を撃破したDeNAを完封、打っては1番田中が3打数3安打1四球1打点と躍動、完勝を飾った。

 全4打席出塁の田中は3回先頭で四球を選び、丸の適時打で先制のホームを踏むと7回には適時二塁打を放って勝利を決定づけた。「(初戦で)緊張していたけど声援で吹っ飛んだ。結果が付いてきてよかった」とお立ち台で笑みを見せ、一緒にインタビューを受けたジョンソンに「味方で良かった」と最大級の賛辞をおくった。

 そのジョンソンは、CS初登板でDeNA打線に二塁を踏ませることなく散発3安打、105球の完封劇を演じた。ロペス、筒香、宮崎のクリーンアップを10打数無安打1四球と完璧に抑え込んだ。「最初はナーバスになったがアドレナリンが出て、ストライク先行で行けた」と早めに追い込んで優位に立ち凡打の山を築いた。

 レギュラーシーズンでチームメートの野村の16勝に次ぐ15勝、防御率も菅野(巨人)に次ぐ2位という抜群の安定感がここでも発揮され、攻撃陣にも好リズムをもたらした。「打線の援護があり、いいところで活躍してくれた。攻撃陣に感謝したい。あと2勝して日本シリーズ進出を決めて喜びたい」と早くも視線は次の大舞台に向いていた。

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