【有藤通世氏、パCS占う】柳田復帰で得点力UP ロッテは鍵握る内

[ 2016年10月8日 09:00 ]

パ・リーグCSファーストS

ティー打撃を行うソフトバンクの柳田
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 柳田の復帰。ソフトバンクはこの一点だけでも、戦いを優位に進められる。相手投手に与えるプレッシャーがまるで違う。打線も活気づき、得点力は確実にアップするだろう。柳田にはそれだけの存在感がある。

 対するロッテは大谷、藤岡らリリーフ陣が復帰。シーズンで奮闘した南、内と駒はそろいつつある。先発が予想される石川、涌井は6回までは踏ん張りたい。打線は首位打者・角中が「単騎」になってしまうと苦しいだろう。デスパイネとの3、4番でセットになってこそ、得点を生み出せる。そして継投勝負へ。ポイントは8回を投げるであろう内だ。抑えの益田につなぐ重要なポジション。ソフトバンクのスアレス、サファテに対抗したい。

 一時は11・5ゲーム差をつけながら逆転Vを許したソフトバンクは、是が非でも日本一の座が欲しい。工藤監督は千賀ら先発陣を長く引っ張ることはしないだろう。いけるところまでいかせて、東浜や岩崎を待機させる。キーマンは捕手。ソフトバンク・細川、ロッテ・田村のインサイドワークも短期決戦では鍵を握る。 (スポニチ本紙評論家)

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2016年10月8日のニュース