三浦さんのために…DeNA 必死に打った13安打6得点も届かず

[ 2016年9月30日 05:30 ]

<D・ヤ>無数のテープが投げ込まれる中、場内を一周し、声援に応えるDeNA・三浦
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セ・リーグ DeNA6―11ヤクルト

(9月29日 横浜)
 三浦さんのために――。DeNAの誰もがその思いだった。必死に打った13安打6得点。最後の「18」の姿を目に焼き付けながら戦った。

 勝てば01年以来15年ぶりの勝率5割という最終戦で白星をつかむことはできなかったが、就任1年目のレギュラーシーズンを終えたラミレス監督は「素晴らしいシーズン。初のCSという最初のステージを乗り越えることはできた」とうなずいた。

 指揮官にとっても特別な日だった。試合後は「三浦さんに勝ちを付けたい気持ちと、勝率5割で終わりたいのと…。難しかった」と明かした。6回までに10失点していても、ベンチに戻った右腕に指1本立てて合図した。あと一人。そこには「マウンドで代えたかった」という粋な計らいがあった。28日に敗れて3位が確定していたこともあり、多くのファンを喜ばせるための采配でもあった。CSに向けても「コーチとして帯同してほしい」と信頼を寄せた。

 ラミレスDeNAの戦いは続く。「次の目標はCSを勝ち抜いて日本一になることです」。横浜スタジアムを埋め尽くした満員のファンの前で、高らかに宣言した。 (町田 利衣)

 ▼DeNA・梶谷(初回のソロなど2安打3打点)三浦さんに長くマウンドに立って勝ってもらいたいと思った。

 ▼DeNA・山崎康(9回を締める)三浦さんには「頑張れよ」と言ってもらった。ああいう選手になりたいと思った。

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