家でも「番長」 愛する家族も忘れられない一日

[ 2016年9月30日 05:30 ]

<D・ヤ>引退セレモニーであいさつするDeNA・三浦
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セ・リーグ DeNA6―11ヤクルト

(9月29日 横浜)
 DeNA・三浦の愛する家族も球場で最後の登板を見守った。

 長男・澪央斗さんは始球式を務めた。父と同じ「18」のユニホームで外角高めにこん身の一球。「子供が生まれたときからプロ野球選手で、家族サービスとかあまりなかった。最後くらいあまり経験できないことをさせてあげたいと思った」と話していた三浦は目を潤ませながら見守り、愛息のお尻をポンと叩いてマウンドへ上がった。

 幼少期に父を「番長」と呼んでいたという澪央斗さんは「緊張しましたが、そのマウンドで勝負する父は改めて凄いと思いました。点を取られても立ち向かっていく姿に、今までにないくらい感動しました」と口にした。麻由子夫人が「“お疲れさま、ありがとう”と伝えたい」と話せば、長女の凪沙さんは「もうマウンドでの姿が見られないと思うと寂しい。本当に格好いいお父さんです」。家族にとっても忘れられない一日となった。

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