初球はフェルナンデス投手のために…ゴードン涙の先頭打者弾

[ 2016年9月27日 10:10 ]

<マーリンズ・メッツ>先頭打者本塁打を放ったゴードンをハグするボンズ打撃コーチ (AP)

ナ・リーグ マーリンズ―メッツ

(9月26日 マイアミ)
 エースのホセ・フェルナンデス投手を不慮の事故で失ったマーリンズ。事故後、初めての試合となった26日(日本時間27日)のメッツ戦でディー・ゴードン内野手(28)が先頭打者本塁打を放った。

 本来は左打者だが、ゴードンは初回の打席でフェルナンデス投手が立っていた右打席へ。ヘルメットもフェルナンデスのものを被り、メッツの先発・コローンの投じた初球を見逃した。これは故人を悼む意味で行われ、観衆からは大きな拍手が沸き起こった。

 左打席に立ち直したゴードンは3球目のツーシームを強振。打球は歓声を浴びながら、ライトスタンドに突き刺さる先頭打者本塁打となった。ベースを回るゴードンの目には涙。本塁へ還ると、天を指差し、2番打者のオズナと、そして、ベンチのナインと固い抱擁を交わした。

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