マエケン 初美酒!チーム最多16勝 4連覇の原動力

[ 2016年9月27日 05:30 ]

地区優勝を決め、頭からビールをかけられるドジャース・前田

ナ・リーグ ドジャース4―3ロッキーズ

(9月25日 ロサンゼルス)
 ドジャースが劇的な逆転サヨナラ勝ちで、現行のナ・リーグ西地区では初となる4連覇を飾った。1点ビハインドの9回2死走者なしからシーガーの起死回生の26号ソロで追い付き、延長10回2死からカルバーソンがサヨナラ弾。前田も初のシャンパンファイトで勝利の美酒に酔いしれた。

 「カープの優勝もうれしかったですし。自分がいられなかったのは残念ですが、こうして自分も優勝できた。互いに優勝できて良かった」。お酒は全く飲まない下戸がシャンパンとビールでずぶ濡れ。今季チーム勝ち頭の16勝で大きく貢献した。広島時代に優勝経験はなく「お酒は得意じゃないけど楽しかった。目とか肌とか痛いですけど」と暴れ回った。

 クラブハウスでは早穂夫人(31)からもビールをかけられた。「契約時は先発ができるのか、ローテーションを守れるのかも分からなかった。不安の中でやってきた」と夫人。入団前の身体検査で問題が見つかり、基本年俸は300万ドル(約3億300万円)に抑えられた。内助の功にも支えられ、ボール、マウンド、時差や移動距離など環境の激しい変化に適応し、終わってみれば先発でただ一人ローテーションを守り抜いた。数々の出来高をクリアし、今季年俸は1000万ドル(約10億1000万円)を超えた。

 28日(日本時間29日)のパドレス戦先発を経て、長く険しいポストシーズンに臨む。頂点まで届けばシャンパンファイトはあと3度。「一番最後が一番うれしいと思う。最後まで行けるように」とその瞬間を見据えていた。

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2016年9月27日のニュース