ハム合言葉は「勝さんのために」 増井&陽お立ち台でVの誓い

[ 2016年9月24日 19:22 ]

<日・楽>日本ハム先発の増井

パ・リーグ 日本ハム4―1楽天

(9月24日 札幌D)
 日本ハムが4回の集中打で4―1で快勝。ベンチに貼られた、今季限りでの現役引退を表明した武田勝の言葉「俺のために優勝しろ」に応えるかのように、優勝マジックを5に減らした。お立ち台に上がった投打のヒーロー、増井と陽岱鋼はともに「勝さんのために」という言葉を口にし、あらためて4年ぶりのリーグ制覇を誓った。

 先発の増井は制球が安定せず四球から再三のピンチを招いたが、フォークを効果的に使って無失点で切り抜け、6回2安打無失点で今季9勝目。8月18日のオリックス戦から続く自身の連勝を6に伸ばした。お立ち台では開口一番「勝てて良かったです」と絞り出し、序盤のピンチについては「負けられないという意識もあり、勝さんのためにもというのもあるので、ちょっと力が入ってしまいました」と吐露。それでも、「途中からは力も抜けてきて要所で三振も取れて、ゼロで抑えられた。勝さんみたいなコントロールのいいピッチングはできなかったけど何とか勝ててよかった」とホッとした表情をみせた。

 陽岱鋼は1―0の4回2死一、二塁、則本のスライダーを完璧に捉えて13号3ラン。4日のオリックス戦以来14試合ぶりの一発でリードを4点に広げた。武田勝とは2005年ドラフトで同期入団。「同期の勝さんのために優勝したい」と本拠地の観客に約束し、大きな歓声を浴びていた。

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