早実・清宮が主将初アーチ 高校通算67号の先制2ラン

[ 2016年9月11日 05:30 ]

<立志舎・早実>初回1死一塁、早実・清宮は中越え2ランを放つ。右は野村

秋季高校野球東京都大会ブロック代表決定戦 早実12―0立志舎

(9月10日 多摩一本杉)
 早実(西東京)は10日、秋季高校野球東京都大会ブロック代表決定戦で立志舎に12―0で6回コールド勝ちした。「3番・一塁」で先発した清宮幸太郎内野手(2年)は初回1死一塁、球場近くで「昼花火」が打ち上げられる中、バックスクリーンへ先制2ラン。高校通算67号は主将として公式戦初アーチとなり「ちょっとホッとした」と笑みがこぼれた。

 2回には右翼ポール付近の場外へ特大ファウルも。3打数2安打3打点の活躍で来春センバツの重要な選考資料となる本大会(10月8日開幕)進出を決め「甲子園がもっと色濃く見えてくる。投打ともに圧倒できるチームになっていきたい」とさらなる進化を誓った。

 今夏の甲子園は出場を逃し「練習試合で勝ったチームも出ていて自分たちも近かった」と悔しさを募らせ、作新学院・今井、履正社・寺島ら「ビッグ4」とも「ぜひ対戦してみたかった」と打者の本能をかき立てられた。主将の立場を考慮されて招集が見送られた高校日本代表はU―18アジア選手権で優勝。決勝をテレビ観戦し、日の丸への憧れを改めて強くした。

 体幹トレーニングの種目数を従来の倍となる約20種類に増やすなど清宮流のチーム改革も進める。来春センバツに向けて「いけると思います。絶対行ってやろうという気持ち」と決意を込めた。 (青木 貴紀)

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2016年9月11日のニュース