レッドソックス左腕 ビデオ判定でノーノー途切れる「微妙だった」

[ 2016年9月5日 11:16 ]

<アスレチックス・レッドソックス>8回に無安打投球が途切れたレッドソックスの先発・ロドリゲス (AP)

ア・リーグ レッドソックス0―1アスレチックス

(9月4日 オークランド)
 4日のアスレチックス―レッドソックス戦でビデオ判定によって無安打記録が途切れるという珍しい場面が見られた。

 レッドソックス先発のエデュアルド・ロドリゲス投手(23)はアスレチックス打線から凡打の山を築き、7回まで2四球無安打と好投。8回も簡単に2アウトとし、1番・セミエンと相対した。

 セミエンは外角のチェンジアップを強振すると、鋭い打球がマウンド方向へ。この当たりをロドリゲスは右足を伸ばして止めると、すぐさま足元のボールを拾い上げて一塁へ送球。際どいタイミングだったが、判定はアウトとなった。

 しかし、ここでアスレチックス側はビデオ判定を要求。スロー映像ではセミエンの足が明らかに送球よりも早く、結果、アウトの判定はセーフに覆った。試合は8回まで両軍得点なく、9回は守護神キンブレルが登板。しかし、先頭のバレンシアに四球を与えると、続くデービスにサヨナラとなる適時二塁打を浴びてレッドソックスが敗れた。

 ロドリゲスは8回1安打と見事なパフォーマンスを披露したが、今季3勝目とはならず。セミエンの内野安打については「微妙だったが、あれはセーフだね」とコメント。サッカー選手顔負けの足技でボールを“トラップ”したが、ファレル監督は「足元のボールを一瞬、見失ってしまったね」と振り返った。

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2016年9月5日のニュース