巨人 自滅4連敗 また小林誠…村田ヘッド「執念感じなかった」

[ 2016年9月5日 05:30 ]

<巨・中>8回2死二、三塁、亀井の送球をはじき大島(下)の生還を許す小林誠(右)

セ・リーグ 巨人3―5中日

(9月4日 東京D)
 これだけ続くと、どうしても緊張感がないように映ってしまう。3点リードの8回。この日は名手・村田の失策から一挙4点を失い逆転された。4連敗で広島のマジック点灯後、10試合で1勝9敗。巨人・高橋監督は冷静に言葉を並べた。

 「何かを変えたら勝てるという問題ではない。今まで通りやることしか考えていないですね」

 負けないマイコラスまでものみ込まれた。8回、先頭・平田の三塁への高いバウンドのゴロに前進した村田がグラブに収められず。この後、1死二、三塁となり、犠飛、適時打で1点差。さらに2死二、三塁からエルナンデスに左前に逆転2点適時打を浴びた。

 この時、二塁走者・大島の本塁突入はアウトのタイミングだったが、小林誠が走者と交錯し、ミットからボールがこぼれた。村田ヘッドコーチは「ミットに当てているんだから、捕らないといけない。執念を感じなかった」と厳しく指摘。小林誠は2日の中日戦でも本塁でのタッチミス。3日は初回の大竹寛の一塁悪送球が失点に絡むなど、軽率なプレーが目立つ。結果的にマイコラスは自責0ながら4失点。昨年6月12日のロッテ戦(QVCマリン)以来となる黒星で、ソフトバンク・バンデンハークと並んでいた外国人記録も14連勝でストップした。

 試合後、村田ヘッドコーチはナインを集め「あさって(6日)から、より一層強い気持ちを持ってやろう」と引き締めを図った。最下位・中日に同一カード3連敗を喫し、3位・DeNAとのゲーム差も詰まってきている。選手たちも目標を失っているわけではないだろうが、これ以上の失速は2位死守、さらにはCS出場権も危ぶまれる。 (川手 達矢)

 ▼巨人・マイコラス(7回2/3を4失点で敗戦。昨季から続いた自身の連勝が14でストップ)状態は良かった。(自責点0は)感想は特にない。

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