創価大・正義 オープン戦で5回6失点、最速153キロも「修正したい」

[ 2016年9月3日 19:37 ]

登板を終え、取材に答える創価大・田中

 今秋ドラフト1位候補の創価大・田中正義投手(4年)が3日、神奈川県横浜市内で行われた慶大とのオープン戦に先発した。西武の総勢6人を筆頭に、巨人、ヤクルト、DeNAなど8球団のスカウトが集結。直球は最速153キロをマークしたが、5回を6安打6失点で7奪三振だった。

 「課題は自分で分かっている。修正したい」。2回2死から4者連続三振。しかし4回には5安打を集中されて一挙に5点を失った。右太腿裏肉離れから復帰して間もなく、投球フォームで下半身の粘りなどを欠き「納得のいっていない部分の一つ」と田中。5回2死では変化球が2球続けてボールとなった場面で、岸雅司監督がマウンドにやってきて「真っすぐ主体でいけ。それで通用するんだから」とアドバイスされるシーンもあった。指揮官は「実戦でどんどん投げていけば、(田中)正義のいい部分がよみがえってくる」と話した。

 見守ったヤクルト・小川淳司シニアディレクターが「投げているボール自体は、今更言うことはないですよ」と話すように、プロ側の高い評価は不変。東京新大学の秋季リーグ開幕戦、10日の高千穂大戦に先発予定の右腕は「このチームで勝ちたい。何とか貢献したい」と学生最後のシーズンでの優勝を誓った。

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2016年9月3日のニュース