元ハム72勝右腕が監督 弘前アレッズ 6点差追いつきサヨナラ発進

[ 2016年9月3日 05:30 ]

<弘前アレッズ・YBC柏>タイブレークの延長10回、ナインを鼓舞する元日本ハムの弘前アレッズ・今関監督(左端)

スポニチ後援第41回全日本クラブ野球選手権大会第1日・1回戦 弘前アレッズ8―7YBC柏

(9月2日 西武プリンスドーム)
 クラブ日本一を決める大会が開幕。1回戦4試合が行われた。元日本ハムの今関勝監督兼投手(45)率いる弘前アレッズ(東北)は、YBC柏(関東)に延長10回タイブレークの末、8―7でサヨナラ勝ち。3度目の出場で全国大会初勝利を挙げた。初出場の県警桃太郎(西近畿)も初戦を突破。3日も1回戦4試合が行われる。

 元日本ハム右腕の今関監督率いる弘前アレッズが、うれしい全国初勝利。0―6の9回に打者11人で一挙6点を奪って追いつくと、1死満塁から始まるタイブレークを制してのサヨナラ勝ち。劇的すぎる白星に指揮官は「去年の大敗があったので余計にうれしい。泣きそうになりました」と感極まった。

 93~99年に日本ハムで72勝をマークした今関監督は昨年1月1日付で青森県弘前市の市職員に採用され、44歳の誕生日だった同2月9日に監督に就任した。自身初の全国大会だった昨年大会は初戦で茨城ゴールデンゴールズに0―14で7回コールド負け。この大敗を機に、冬場は専門家を招いてメンタル面を強化。指揮官は「(相手の)隙を突けたのが成長したところ」と目を細める。目標の「就任から5年間で日本一」へ、力強く一歩を踏み出した。 (原田 真奈子)

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2016年9月3日のニュース