レッドソックス 逸材モンカダがメジャー昇格 チームの起爆剤となるか

[ 2016年9月1日 15:38 ]

ヨアン・モンカダ内野手 (AP)

 レッドソックスは8月31日、傘下2Aポートランドのヨアン・モンカダ内野手(21)をメジャーに昇格させると発表した。9月2日のアスレチックス戦から選手登録されるという。

 キューバ出身のモンカダは2015年3月にレッドソックスと契約。契約金は3150万ドル(約32億5000万円)と伝えられている。キューバの選手と契約する際、以前は米国政府の許可を取得する必要があったが、同年2月にその規定が撤廃。モンカダは新規定の「適用第1号」となった。

 身長1メートル88、体重93キロ。両打ちの大型内野手はメジャーリーグ公式サイトの有望選手ランキングで1位に選出されている逸材だ。今季は開幕を1Aで迎え、シーズン途中に2Aへ昇格。成績は1Aで61試合に出場して打率3割7厘、4本塁打、34打点。2Aでは44試合の出場で打率2割8分5厘、11本塁打、27打点で、2つのリーグ合計で45盗塁という足も魅力の一つといえる。

 気になるのはメジャーでの起用法。二塁手としてプレーしているが、レッドソックスにはチーム生え抜きのペドロイアがおり、ポジションがかぶる。2Aで三塁手として9試合に出場しており、ファレル監督もその方向での起用を考えているようだ。開幕からサンドバルの代わりに正三塁手を務めてきたショウは、このところ打撃不振。8月は打率1割6分7厘と調子を落としており、モンカダがチームの起爆剤となる可能性もありそうだ。

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