えっ、マエケンがルーキーL降格!?先発1枚増やすための“裏技”

[ 2016年8月28日 05:30 ]

ドジャースの前田(AP)

ナ・リーグ ドジャース4―6カブス

(8月26日 ロサンゼルス)
 えっ、マイナー落ち!?チームトップの13勝を挙げているドジャースの前田健太投手(28)が26日(日本時間27日)、最下層のルーキーリーグに降格した。

 カブス戦後、球場のロッカーから「MAEDA」のネームプレートが消えていた。野球用具などはそのまま。デーブ・ロバーツ監督は「ケンタは理解してくれた。こうすることで、他の選手をベンチに入れることができる」と説明した。

 実際は選手枠を空けるための「裏技」。マイナーに降格すると、原則10日間は復帰できないが、ルーキーリーグは28日(同29日)にシーズンが終了するため、29日(同30日)に再登録が可能となる。代わりに昇格したスチュワートが28日に先発し、前田は1日休養が多く取れる中5日で29日ロッキーズ戦に先発する。

 前田はこの日、ブルペンで16球。4度目となるロ軍戦先発に向け「向こうもこっちを分かってきているので、気をつけて投げたい」と話した。ルーキーリーグのAZLドジャースには合流せず、ロサンゼルス近郊で調整。ロバーツ監督は練習場所について「どこかでキャッチボールするだろう。ビーチ?かもね」と笑った。前田への信頼の厚さが垣間見えた。(奥田秀樹通信員)

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2016年8月28日のニュース