DeNA 巨人を追走5.5差 ラミ監督照準「2位でCSに」

[ 2016年8月28日 05:30 ]

<D・巨>5回1死二塁、ロペスの適時打で生還した桑原(左)を出迎える筒香

セ・リーグ DeNA7―3巨人

(8月27日 横浜)
 打線の中心はやはりこの男だ。DeNAの主砲・筒香が先制打を放った。初回1死一、三塁。巨人・大竹寛の甘く入ったチェンジアップを捉え、左中間を破る二塁打。「チームを勢いづけるためにも、先制できてよかった」と笑顔を見せた。

 前日は16安打11得点で大勝した中、先発で唯一の無安打だった。「今日は今日として試合に入った」と、気持ちを新たに臨んだ一戦。第1打席できっちりと仕事を果たした。3―3の5回は、1点を勝ち越してなお1死二塁で、投前へのボテボテの当たりで全力疾走。内野安打としてチャンスを広げ、宮崎と梶谷の連続適時打につなげた。主砲の活躍にラミレス監督も「初回の3点が大きかった。いい仕事をしてくれた」と満足顔だ。

 チームは2連勝を飾り、6カードぶりの勝ち越しを決めた。指揮官は「広島の優勝はほぼ間違いない。巨人に勝って、2位でCSに出られるかどうか」と照準を定める。2位・巨人とは5・5ゲーム差。筒香を先頭に、その背中を追う。 (中村 文香)

続きを表示

2016年8月28日のニュース