元巨人ガルシア 仏で失踪…大リーグ契約目指し亡命か?

[ 2016年8月24日 06:10 ]

元巨人のJ・A・ガルシア

 今月18日に巨人から契約解除されたホセ・アドリス・ガルシア外野手(23)が、母国キューバへ帰国途中に経由したフランスで失踪したと米スペイン語紙「エル・ヌエボ・ヘラルド」(電子版)が報じた。

 同紙によると、日本からフランスを経由し、20日(日本時間21日)にキューバに到着する予定だったが姿を見せず、大リーグ球団との契約を目指して亡命した可能性があるとした。

 ガルシアは今年4月に巨人と契約合意し、5月下旬に来日。1軍では4試合で7打数無安打、2軍でも28試合で打率.234、4本塁打と結果を出せず、「育成できるか考えたとき、そこまでのポテンシャルがないのかなと判断した」(堤辰佳GM)と18日にウエーバー公示手続きがとられた。翌19日に日本を出国しており、球団関係者は「羽田空港の搭乗ゲートまでは確認している。その後のことは分からない」と話した。

 キューバ代表経験があり、15~16年シーズンの同国リーグで打点王を獲得した将来が有望視される23歳。兄アドニスも11年に亡命し、今季はブレーブスの正三塁手としてプレーしている。今後の行方に注目が集まる。

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2016年8月24日のニュース