152キロマークの作新学院・今井、投打で貢献「完投できたことが1番」

[ 2016年8月17日 14:29 ]

<作新学院・花咲徳栄>作新学院先発・今井

第98回全国高校野球選手権大会第11日・3回戦 作新学院6―2花咲徳栄

(8月17日 甲子園)
 作新学院の右腕・今井は9回を一人で投げ切った。打者36人に対し132球を投げ6安打2失点10奪三振。試合後は「完投できたことがまず1番良かった。うまく変化球を投げることができて、打たせることもできた」と手応えを口にした。

 1回1死、2番・高橋哉貴(3年)に対しての1ボール2ストライクからの4球目のストレートが152キロを計測。外角低めに外れてボールになったものの、13日の盛岡大付戦で創志学園・高田萌生(ほうせい)投手(3年)がマークした今大会最速タイ記録に並んだ。「コースに投げないと意味がないので、その点でも今日は良かった」。球威も最後まで衰えず、150キロ台の直球とスライダーで花咲徳栄打線を6安打2失点に封じた。

 エースの力投に小針監督も「球数は少し多かったが、1回戦同様にコントロール意識しながら、いいところにボールが行った。打たせて取るピッチングができた」と目を細めた。2回に集中打と本塁打で一挙5点を奪い「うちの流れで野球をやれた」。花咲徳栄のプロ注目のエース・高橋昂がマウンドに上がる前に大きなリードを奪い、楽に試合を運んだ。高橋昂が登板してからはなかなか点が奪えなかったが、1点返された直後の8回裏、スリーバントのサインで1点を取りにいった。「どうしても後半に1点ほしかった。8回裏の攻撃が9回の守りにつながるのでチームバッティングしていこうと選手に伝えていた。いい仕事をしてくれた」と話した。

 18日の準々決勝に向けては「総合力の勝負だと思うし、うちも今日からは総力戦だと覚悟していた。明日また試合させてもらえるのでいい試合がしたい」と意気込んだ。

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2016年8月17日のニュース