明徳義塾・西浦 筒香以来の2年生満弾 パワーは松井級

[ 2016年8月17日 05:30 ]

<嘉手納・明徳義塾>6回無死、中越えに満塁本塁打を放ってガッツポーズを決める明徳義塾・西浦

第98回全国高校野球選手権第10日・3回戦 明徳義塾13―5嘉手納

(8月16日 甲子園)
 明徳義塾の怪力3番・西浦が、試合を決定付けるグランドスラムを放った。6―0とリードを広げた6回、なおも1死満塁で直球をフルスイングした打球は右中間スタンドへ。

 「ガツンという感じ。気持ちよかった」。2年生の甲子園での満塁弾は08年の横浜・筒香(現DeNA)以来。春夏通じて34度出場している同校では初の満塁弾だ。桁外れの背筋力。今年2月に、メーカーが高校球児の希望者を対象に実施した全国規模の体力測定で、270キロを記録し全体1位に輝いた。星稜時代の松井秀喜(元巨人)は約250キロ。まさに「ゴジラ級」のパワーを見せつけた。打線は18安打で13得点。監督として夏の勝利数を29とし、横浜・渡辺元智前監督を抜き単独3位に浮上した馬淵史郎監督も「よう打った。上位が出ればうちの流れになる」とニンマリだった。

 ▽満塁本塁打 明徳義塾の西浦が3回戦の嘉手納戦で記録。今大会1回戦の北川(中京)以来、43本目。

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2016年8月17日のニュース