花咲徳栄・高橋昂 10被安打も…圧巻11Kに「途中から修正できた」

[ 2016年8月10日 19:27 ]

<大曲工・花咲徳栄>9回、雄叫びを上げる高橋昴

第98回全国高校野球選手権大会第4日・1回戦 花咲徳栄6―1大曲工

(8月10日 甲子園)
 花咲徳栄(埼玉)の注目左腕・高橋昴は、大曲工(秋田)に10安打を許しながらも勝負どころで踏ん張り、148球を投げ11奪三振の完投勝利。試合後は「とにかく勝てたので良かったです」と安どの表情をのぞかせた。

 初回にいきなり四球を許すなど、序盤は苦しい展開。それでも終わってみれば圧巻の投球内容に「久しぶりの公式戦で、最初の方は(投球に)ばらつきがあったんですが、途中から修正できたのがよかった」と手応え。「しっかりと落ち着けたのが良かった」と振り返った。

 4回には、一時2点差まで詰め寄られるソロ本塁打も許すも「気にせずにしっかりと自分の投球をすることを意識した」と、春に続く甲子園の舞台に動揺はなかった。

 打線も終盤に好投の高橋昴を援護。「点を取って高橋を楽にするぞと、野手陣から言ってもらえたので、自分らしく楽に投げることができた」とチームメイトに感謝した。

 次戦は同じくエース左腕を擁する樟南(鹿児島)戦。「チャレンジャー精神を忘れずに戦います」と意気込んだ。

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