【なんでもランキング】打者1人あたり投球数は…De井納が最少!

[ 2016年8月2日 11:02 ]

DeNAの井納

 少しでも長いイニングを投げたい先発投手にとって、球数は少ない方がいい。1イニングあたりの球数を見ると、走者を出さない投手の方が当然少なく、これは投手成績とほぼ比例する。それとは別に、打者1人あたりに要する球数が少ない投手は誰か。そこで今季の全投球数を対戦打者数で割った平均球数を、規定投球回到達者27人で計算した。

 最少は井納(D)で、打者1人あたり3・70球で終えている。2位は能見(神)で3・71球、3位はスタンリッジ(ロ)で3・72球。それぞれ僅差だが、対象27人の平均値3・92球を下回っている。逆に最多は若松(中)の4・16球。対象者の1試合平均である打者27人で計算すると、最少の井納と最多の若松では約12球の差が出てくる。

 今季の井納は6勝8敗、リーグ5位(両リーグ12位)の防御率3・03。奪三振、与四死球といった項目別でも突出したものはない。そんな井納は対象27人で唯一、ファウルなどで10球以上粘られた打席が一度もない。抑えても打たれても、勝負を早く終わらせる「効率の良い」投手といえる。(記録課・矢吹 大祐)

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2016年8月2日のニュース