【神奈川】横浜・藤平 うれし涙のちメラメラ「寺島と投げ合いたい」

[ 2016年8月1日 05:30 ]

<横浜・慶応>力投を見せた横浜・藤平

第98回全国高校野球選手権神奈川大会決勝 横浜9―3慶応

(7月31日 横浜)
 横浜の最速152キロ右腕・藤平は最後の夏で初の甲子園切符をつかんだ。「苦しいことばかりでこみ上げるものがあった」。校歌を歌いながら涙をこらえ切れなかった。

 この試合の最速は147キロだったが、今大会初めてフォークを解禁。4回先頭の大串を空振り三振に斬るなど6球を投じ「甲子園でもどんどん使いたい」。8―3の7回2死一、二塁で降板し、毎回の8三振を奪ったが、「最後まで0点で投げきりたかった」と反省も忘れなかった。

 履正社の寺島とは頻繁に連絡を取り合い、この日朝もLINEで「2人で出て甲子園を盛り上げよう」と誓い合った。「履正社と戦って寺島と投げ合いたい」と、今秋ドラフト上位候補同士の対戦を熱望したエースは「ストレートを見てほしい。最速を更新できるように頑張りたい」と胸を高鳴らせた。 (青木 貴紀)

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2016年8月1日のニュース