【中畑清の視点】断言できる!マイコ完全復活 広島追撃の切り札に

[ 2016年8月1日 10:42 ]

<巨・ヤ>8回を5安打1失点で今季2勝目を挙げたマイコラス
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セ・リーグ 巨人10―1ヤクルト

(7月31日 東京D)
 巨人・マイコラス完全復活。そう断言できる内容だった。MAX151キロ。真っすぐが走り120キロ前後の縦のカーブが切れる。

 2回に今浪を見逃し三振に仕留めたカーブ。1メートル72と小兵の今浪にとっては3階から落ちてくるような感覚じゃなかったかな。高めのボールに見えて手が出なかったんだと思う。4回に山田を空振りの3球三振に斬ったカーブも落差、切れとも抜群だった。

 リードが8点に広がって気が抜けたのか、5回にはバレンティンに高く入ったスライダーをスタンドまで運ばれたが、それ以外は文句なし。8回を5安打1失点。四球もなかった。今季これまでつきまとっていた“故障上がり”を感じさせない投球内容。巨人にとっては内海、大竹寛に続いて去年のチーム勝ち頭が戻ってきたのは大きい。ローテーション通りにいけば、次の登板は8月7日の広島戦(マツダ)。直接対決3連戦の最終戦だ。広島で決まりかと思われていたペナントレースが面白い展開になるかもしれない。(スポニチ本紙評論家)

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2016年8月1日のニュース