コリジョン新基準適用後初のリプレー検証、判定に伊東監督釈然とせず

[ 2016年7月31日 21:57 ]

<ロ・楽>1回1死二塁、角中の二塁内野安打でホームへ滑り込んだ岡田(左)だったが嶋にタッチアウトにされる

パ・リーグ ロッテ2―0楽天

(7月31日 QVCマリン)
 31日のロッテ―楽天戦(QVCマリン)でコリジョン(衝突)ルールの新基準が適用された22日以降、初めて本塁クロスプレーのリプレー検証が行われた。

 問題の場面はロッテが攻撃する初回1死二塁。角中の二塁内野安打の間に二塁走者の岡田が本塁を狙ったが、藤田の返球を嶋がバウンドに合わせるように下がって捕球し、本塁上でタッチアウトした。

 すぐさま、リプレー検証が実施されたが、判定は覆らず、嶋に警告が出された。試合後、責任審判の森一塁塁審は「仕方なく走路に入った。そうしなければ、送球を処理できないという判断」と説明した。その上で「最終的にブロックという形になった」と警告を出した理由を話した。

 コリジョンルールは本塁での危険な接触を防ぐため今季から導入された。これまでは守備側の選手が走路に入ったかどうかを厳格に判断していたが、現場で不満が続出。新基準は送球が逸れてやむを得ず入った場合は適用外となる。

 嶋は「以前のルールではセーフだったと思う」と話したが、ロッテ・伊東監督は「ベースの上にいたし、ブロックしていた。言いたくないけど、やったもん勝ち」と釈然としない様子だった。

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2016年7月31日のニュース