【大阪】金光大阪 エース末友は「最近にはいないタフな子」

[ 2016年7月31日 05:30 ]

<金光大阪・関西創価> 9回2失点と力投した金光大阪・末友

第98回全国高校野球選手権大阪大会準決勝 金光大阪3―2関西創価

(7月30日 舞洲)
 雪辱の時が来た。金光大阪が07年以来9年ぶりの夏切符へ王手をかけた。先発の末友雄梧投手(3年)が関西創価を6安打9奪三振に抑える力投。7四死球を与えながら2失点で踏ん張り、逆転を呼び込んだ。

 今夏は全6試合で完投して計52回で8失点。4回戦では大阪桐蔭を破った関大北陽を1安打10奪三振で完封し、5回戦では昨夏の代表校・大阪偕星学園を2安打1失点に封じた。横井一裕監督は「最近にはいないタフな子」と信頼。昨夏は5回戦で大阪桐蔭に大敗。四球から3回8失点を喫した悔しさをバネにはい上がってきた。

 実は吹田第五中時代、進路の第一志望は履正社だったという。「野球では力が足りなかった」。今春1回戦では0―8の完敗。「春の悔しさをぶつけたい」。最速144キロの直球と宝刀スライダーを武器に闘志を燃やした。(吉仲 博幸)

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2016年7月31日のニュース